ども、たっちゃんと申す者です。今回はポケットモンスタースカーレット・ヴァイオレットにてポケモン実況者のアシキ氏主催で行われた大会である
ポケモンSVシングル大会『ポケモンSV シリーズゼロ』(通称アシキ杯)
にて準優勝という結果を残せたので、折角ならと思い構築記事を書かせて頂きました。拙い文章でありかなりの長文になってしまいましたので、お時間の許す限りでしたら最後までご拝読願えれば光栄でございます。
※当記事は3値等の非公式ワードを使用して書かれていますので、その点はご了承願えればと存じます。
1.構築紹介
2.立ち回りと使用感
3.最後に
1.構築紹介
まずは1匹目、本構築の要であり今話題沸騰中?のこのポケモン。
そう、アチゲータです。
・アチゲータ 特性:てんねん テラス炎
ずぶとい H244-B252-D12 @しんかのきせき
火炎放射、欠伸、怠ける、アンコール
先述した通り本構築の要であるアチゲータですが、まず進化後のラウドボーンとの差別化点について軽く語っておこうかなと。
まず明確に違うのは「タイプ」と「耐久力」です。アチゲータは進化後のラウドボーンと違い、ゴーストタイプを持っていません。これがかなり大きなポイントで、ゴーストタイプ及び悪タイプで弱点を突かれないんです。
...はい、本当にそれだけ。
なんですが
現在の対戦環境ではそれだけで済まないんですこれが。
悪とゴーストによって弱点を突かれないので、対戦環境に多いミミッキュ、ドラパルト、トドロクツキ、パオジアン等の強力な悪ゴーストポケモンから弱点を突かれないので受け出す事が可能で、寧ろ持ち前の耐久力を活かして対面で流す事が可能になるんです。これは非常に強力で、
「まさかアチゲータに負けるなんて事はないだろう」
とアチゲータに対し薄い選出をしてきた相手を大会では容赦なくハメ倒し、見事スイスドローの大会で5連勝を掴み取りました。まぁ平たく言えば初見殺しってやつです。
特性てんねんによりウルガモスやカイリューに対しても余裕を持って受け出す事が(急所は知らん)できます。後述するトリトドンと組んでステロ欠伸戦法をとったり、ハッサムやドオーとサイクルを回したり、アンコールで縛ってトドロクツキの竜舞で起点にしたり、本構築はアチゲータを活躍させるために組んだと言っても過言ではありません。それ程に強かったです。
お次に2匹目。圧倒的初見殺しでキノコとカバを狩るどころか3タテを量産しまくった最強ポケモン。
リキキリンです。
・リキキリン 特性:そうしょく テラス格闘
ひかえめ B236-C252-S20 @こだわりメガネ
先述したアチゲータと唯一シナジーが無い単体採用ポケモンであり、このポケモンは自分が所属しているサークルの先輩から勧められ採用したのですがその圧倒的(審議)耐久力と火力で決勝まで導いてくれた本当に強いポケモンです。
まずはこの構築をもう一度見返してみましょう。
カバルドンどうすんの?キノガッサやモロバレルの胞子で詰んでない?
詰んでないんですこれが。
このポケモンは特性のそうしょくにより、草タイプの技を無効化する事ができます。これはなんと攻撃技に限らず変化技にも適応される訳で。そしてこのポケモンの専用技である†ツインビーム†はエスパータイプの特殊技で威力40の2回攻撃。キノガッサがタスキを持とうが身代わりをしようがワンパン。勿論の事耐久に振ったモロバレルも一撃で消し飛ばします。
カバルドンは非常に体重の高いポケモンで、相手ポケモンの体重を参照してダメージが決まるくさむすびは、カバルドンに威力120の高打点として襲いかかります。そこにこだわりメガネの補正が乗り、HDベースのカバルドンも確定一発で仕留める事ができます。カバやキノコなんてこんなのこの構築見たら絶対出したくなるでしょ。出てきたけど。
他にもヘイラッシャというポケモンが現環境では流行しているのですが、このポケモンはDに厚く振らない限りくさむすびで確定一発...なのですが今回挑んだのは強者が集う大会。有識者はDに振るんですね。そこで役に立つのがこのサブプラン、「メガネトリック」です。こだわりメガネをトリックで相手に押し付け、相手の変化技を縛りたべのこしを奪ってしまえば目の前には勝ちが転がってるんですこれが。本当に強い。
さて唐突ですが問題です。貴方はキノガッサとリキキリンという理想の対面を作る事が出来ました。ではどの技を撃ちますか?
勿論、専用技のツインb
格闘テラバーストです
「...え!?せっかくの専用技があるのに撃たないの?馬鹿なの?」
と思ったそこの奥さん。まぁまぁ話だけでも聞いてって下さいよ。
皆様は「現環境で最も強いタイプ」と聞かれて何タイプを連想しますか?これは10人に聞いても10人そう答えると思います。断言できます。
悪タイプです。
今作は明らかに悪タイプポケモンのパワーが高すぎます。準伝説と呼ばれるパオジアン、イーユイ、チオンジェン、ディンルーや、トドロクツキ、マスカーニャ、ドドゲザン、バンギラス、オーロンゲ等の強力な悪タイプが環境を席巻しており、それに加えて弱点を突かれる筈のゴーストタイプ達が生き生きしているのが現状で、現環境で悪タイプをパーティーに入れないのは舐めプ、勝つ気が無いのではと思うくらいには悪が強いです。
もう分かりますよね?
キノコキリンの圧倒的有利対面、相手は得体のしれないキリン🦒、Google検索でポケモン徹底攻略を起動、覚える技一覧の中に異彩を放つ一文を発見!
「危ない危ない、とんだ初見殺しを食らうところだった。悪タイプで万事解決だ。」
対戦して下さった方々、ありがとうございました。
続きまして3匹目、現環境におけるサイクルの王者であり、テラスタルの恩恵をフルに受けるこのポケモン。
ハッサムです。
・ハッサム 特性:テクニシャン テラス鋼
いじっぱり H236-A252-S20 @こだわりハチマキ
フリーの対戦では選出率が9割を超え、もうコイツが軸なんじゃないかと思うくらいには強いポケモンです。鋼テラスタル鉢巻バレパンはマスカーニャやHBのオーロンゲを確定一発にする驚異的な火力で、鋼テラスアイアンヘッドはキョジオーンも消し飛ばす圧倒的初手出し性能の鬼。裏にリキキリンを仕込む事で初手キノコをケアできるのも本構築の強みです。有利対面は蜻蛉返りで高火力を出しながら有利対面を継続、サイクル中に毒やステロで削って削ってバレパンで締め。ステロ+鋼テラバレパンでドラパルトを倒せ、低火力の不一致炎打点は鋼テラスタルで耐える事ができます。このポケモンで不利を突かれて積まれそうなら裏の天然ズで受け出してまたサイクル継続...なんて事も可能です。ぶっ壊れすぎ。
(Sは4振りラウドボーン抜き)
そして4匹目。自慢の調整ポケモン、トドロクツキです。
・トドロクツキ 特性:こだいかっせい テラスノーマル
しんちょう H172-D252-S84 @ブーストチャージ
地獄突き、捨て身タックル、龍の舞、羽休め
素早さは最速サーフゴー抜きでD特化余りH。ノーマルテラスタルを切れば全ての特殊ポケモン(クソデカ主語)を受け龍舞羽休めで起点にする事が可能になる神。瞑想ニンフィアなるおもちゃポケモンはじごくづきで理解らせてやりましょう。捨て身タックルは悪との相性が良く、足りない火力を補ってくれる神の技。ポケモンUSUMのHDマンダみたいですね。ただやっぱりウルガモスだけは厳しいので裏のアチゲータや後述するドオーで受ければ良いです。ハバタクカミ(笑)はカモ。
そんでもって5匹目。第二の天然、最強の特殊受け、サイコショックはやめて、ドオーです。
・ドオー 特性:てんねん テラス毒
しんちょう H252-A4-D252 @くろいヘドロ
地震、守る、毒毒、自己再生
一般的なポケモンの一般的な型なので多くは語りませんが、テツノツツミが見えたら先発で出して毒テラス切ります。毒毒入れます。受かります。テツノドクガも余裕で受かり、アチゲータを出せなかった時はコイツでウルガモスを、トドロクツキを出せなかった時はイーユイを受けてもらいます。ハッサムやアチゲータと無限にサイクルを回せ、キノコにはキリンを投げます。HPがとんでもない数値で、毎ターンくろいヘドロで14回復します。くろいヘドロはトリックにも強いので、トリックされたけど体力が削れたのでハッサムで締めて勝った試合が本戦でもありました。
最後に6匹目。トリトドンです。
・トリトドン 特性:よびみず テラス地面
ずぶとい H172-B252-D84 @たべのこし
大地の力、自己再生、欠伸、ステルスロック
イルカマンが居たら出す。ロトムが居る時にトドロクツキ出せそうになかったら出す。ステロ欠伸する。アチゲータハッサムキリンとサイクル回す。終わり。
Hは食べ残し最効率、B特化余りD。コイツも特に言う事ないです。ステロを新規習得したので使ってみたかったのとキノコを呼び寄せるのに丁度良いかなと思い採用。サーフゴーに欠伸ループを止められても大地の力で削れる...と思っていたのですが風船サーフゴーとマッチングするトンデモ展開に遭遇して大ピンチになりかけましたがトドロクツキで余裕でした。これが安定サイクル構築の強み。
2.立ち回りと所感(雑)
ガブ重い→ビーム→ビームで勝ち じしん2回耐える
ギャラ重い→ビーム→ビームで勝ち 眼鏡トリックしても良い
テツノカイナ重い→決勝にてボロ負け 改善
テツノツツミ見えたら初手ドオー毒テラス確定
テツノドクガ居たらドオー出す
キノコ居たらキリン出す
トドロクツキいたらアチゲータ出す
サーフゴー居たらトドロクツキ出す
アーマーガア居たらホゲータで炎テラス
※重要:テラスを切るポケモンは選出段階で決める
3.最後に
かなり長文になってしまいましたが、最後までご拝読下さり、本当にありがとうございました。SV最初の大会で準優勝という嬉しくも悔しい、そんな結果でした。これからもプレイングや構築を磨き、新たなおもちゃポケモンを探していこうと思っています。大会主催、運営に携わって頂いた皆様、そして大会に参加し対戦して下さった皆様、改めてありがとうございました!!
Special Thanks:リキキリンを提案して下さったコーミルさん(@TH131Lapras)